
キャッテリーオーナーの独り言【第1号】
ずっと書くか迷っていたけれど、これまでのことを少しだけ言葉にしてみようと思います。
キャッテリーを始めて、早いもので数年が経ちました。
会社員として働きながらのスタートから、キャットショーへの参加やグルーミングスクールでの学びなど、猫たちとの暮らしと向き合いながら、一歩ずつ歩んできました。
そして2025年5月をもちまして、ノルウェージャンフォレストキャットのブリーディングは一旦終了いたしました。
非常に悩み、たくさんの感情を経た末の決断ですが、現実的な状況を受け止めての判断です。
ノルウェージャンという素晴らしい品種への愛情は、今もまったく変わっていません。
今後は、ニュージーランドのブリーダー様から迎えたサイアミーズ(シャム猫)と、サイベリアン(ネヴァマスカレード)を中心としたキャッテリーとして、新たな道を歩んでいく予定です。
なお、これまでにノルウェージャンをご家族に迎えてくださった皆さまとのご縁は、今後も大切にしてまいります。
何かご相談がございましたら、いつでも遠慮なくご連絡ください。
この数年のあいだには、嬉しいことだけではなく、心が折れそうになるようなこともありました。
関係性が変わった途端、それまで親しくしていた人が突然離れていったり、事実確認のないまま誤解や悪意の対象となってしまったり…。
「人の心はここまで変わってしまうのか」と、信じていたからこそ深く傷ついた出来事もありました。
けれどその一方で、同じような状況のなかでも私を信じてくれた方々もいました。
立場や噂に流されることなく、私の言葉に耳を傾け、変わらず応援してくださった方々の存在は、今の私の原動力です。
キャッテリー運営においても、見えにくい損失や痛みを経験しました。
それでも、私は猫たちのために、そして信じてくださる方々のために、もう一度しっかり立て直したいと思っています。
これからは、これまでの経験を糧に、より一層丁寧で誠実なブリーディングに取り組んでまいります。
もし「うちの子を迎えてみたいな」と感じていただけた方がいらっしゃいましたら、どうぞ気兼ねなくご連絡ください。
名取 亜矢子